先週金曜日から始まった、猿払イトウ保全協議会の環境教育プログラム、無事終了しました。
好天に恵まれ(季節外れの猛暑でしたが)、昨日のフィールドワークではイトウの産卵河川、や落差工などを視察
河川を歩きながら、イトウの幼魚、稚魚を観察し河川環境、植生の変化、河川改修された区間と比較的、原始の姿が残っている区間などを見比べてもらいました。
サクラマスの産卵は渇水により、観察できませんでしたが、淵に群れる多くのサクラマスの姿やイトウの幼魚、ヤマメの美しさに感激していました。
天の川を今回猿払に来て初めて見たと言う、都会育ちの学生さん達には今回は色々な意味で驚きの連続だったようです。
今回の研修の感想を少し紹介します、
”河川改修がされた場所と殆どされていない場所での植物の植生の違いに驚いた、説明されるまでは気がつかなかった、木や草が生えていれば自然の姿だと思っていた”
”天然林と人工林の違いが理解できた”
”研修を受け河川や山林の着目点が今までと変わった”
"川幅の狭い源流部に沢山の大きな魚(サクラマス)が群れているのに驚いた"
"湿地の乾燥化による生物の多様性の損失が心配だ”
”河川の源流部まで林道があることに驚いた、林道の河川に対する影響が心配だ”
”ダムや落差工、取水堰の魚道の有無や設置方法や基準に疑問を感じた”
”絶滅危惧種に指定されているのに法的に保護されていない事に疑問を感じた”
”イトウ保護をする法律が早急に必要だと思った”
”イトウを含めた猿払の自然環境の素晴らしさをもっと一般の人に普及啓蒙すべきだと思った”
”希少種の保護に行政、国のバックアップがもっと必要だと思った”
”産卵期は釣を控えるべきだと思った”
”希少種が生息する地域の人達が動かなければ全体は動かないと思う”
番外編では
”天の川が凄く綺麗だった”
”屋根”の上から見る天の川は本当に綺麗でしたね!!自分も再認識させられました!
(昨日は少し歳をとった少年少女も天の川を満喫しました 笑)
参加された6名の皆さん、お疲れ様でした、また猿払で会える事を楽しみにしています!
猿払イトウの会にとっても、素晴らしい経験になりました、ありがとうございました!!
また、あの屋根の上で天の川を見たいですね。
BBK