先日までの夏の様な?暑さはどこへ…
何時もの寒い猿払に逆戻り最高気温は8℃東よりの冷たい風が吹いています
昨日は纏まった雨も降り河川の渇水はすこし免れた感じです…
明日も低気温が続きそうですが日曜日は平年並みの気温に戻り穏やかな日曜日になりそうです
9年前の大規模な伐採・造林施業跡地…イトウの産卵河川は重大なダメージを受けました
民有林では河川環境等への配慮が希薄で、また土地所有者・事業主の所在を確認するのも困難です。
見渡す限りの植林地…河畔林は皆伐、河川の直線化も…
上流部と源流部が国有林で…産卵域の半分は無事だった事がせめてもの救いです
8年ぶりの調査…こんな事になってるとは…
民有林の林道は崩落…応急処置の暗渠…
閉塞し数年経った模様で…脇の木杭の隙間も狭く、閉塞し魚の遡上はかなり厳しい…
おそらく去年は遡上出来なかったかと、今年の春は林道崩落拡大により脇の木杭の隙間を遡上したようです…
この現状を土地所有者に報告し遡上環境回復作業を実施する予定です…
上流部…この難関を越えイトウは遡上、
無事産卵したようです
10年前はこの上流に遡上出来なかったのですがカルバートが下がり樹脂版が変形した事により遡上可能になりましたが…内部は結構な閉塞…閉塞物下の水位、閉塞物の高さ、水路が確保されていたため遡上が可能だったと推察されます(閉塞物は撤去しました)
こちらも10年ぶりの本格調査
河川規模・谷幅と流路から言うともっと産卵区間が広いのでは?と…経験値が増えた現在、地形図や航空写真を見るととにかく怪しい…
確認せずには居られず(笑 結果的にはビンゴ!なのですが調査距離が3倍に(笑
久しぶりに見る木の橋…朽ち果てています、8年前まではこの木の橋がちょっとした落差になっていましたが…
調査区間が3倍に増えた分産卵床も3倍に!…なる事はマズありません(笑
これも予想していた通りでした…散発的な礫床区間に産卵床を確認しました、
(一応10年前の調査は肝を押さえていたと言う事で汗)
驚いたのは支流…私の目が節穴だったのか?? こちらが本流なのでは?と言う規模…
当時なぜ、調査しなかったのか??
だがこの良好な環境に…無いのです…産卵床が
やや水量の割に川幅が広い感じがしますが…
さんざん歩いて源流部に4個の産卵床を確認…産卵後の増水で消えてしまったのか…
今年の雪解け増水の規模・時期・頻度を考えると消えた可能性が高いですが
再調査確定です…
結果的に調査区間を増やした事、上の支流と別の極小支流の産卵を確認し10年前より10個程多い産卵床を確認しました。
こんなことを12年間も続けている訳ですが(笑 近年はモニタリング河川に張り付く事が多く、過去の産卵床カウントの更新が中々進まず…モニタリングに一区切り付くと時が来るのか?来ないのか??
BBK