猿払も最高気温25度を記録、やっと短い盛夏に突入!
快晴の天気は長続きせず…
村内イトウ生息各河川で稚魚の浮上を確認しました
村内殆どの河川でイトウ稚魚の浮上が順調にピークを迎えつつあります
知来別川では稚魚・幼魚・成魚40~80cmを確認
知来別川は産卵区間の距離の割に産卵床数が少なく、
ある支流は造林施業の影響で河川形態そのものが劣化
近年は回復傾向にありますが、河川のキャパ的に今の産卵床数が妥当なのか
少ないのか今一分からない河川です
到底竿を出す事の出来ないような場所にひっそりとたたずむ70~80cmのイトウ
そのような場所は撮影もしやすいです、イトウ君避暑の最中お邪魔しました
知来別・鬼志別・猿骨水系に共通して言える事は河川サイズに対し産卵床数が少ない…
(一部例外の支流が数河川有りますが)
これは猿払水系の産卵床数の多い河川と比較してですが…そしてもう一つの共通項が源流部の山頂に森が存在しない事…
これは森林施業の影響では無く、50年以上前の山火事が原因の様です、多くは国有林ですが、現在は試行錯誤しこの木の無くなった笹地の山頂に木を植え育てようと挑戦しているようです
(宗谷丘陵が笹地なのと同じ理由です)
鬼志別川A支流では稚魚の浮上はほぼピーク状態、この支流は水系内でも一番の産卵床密度
沢山の0歳魚に加え数十メートルの調査区間で6匹の幼魚も確認、
昨年の豪雨を乗り越え多くの稚魚が冬を越したようです。
同水系B支流、
昨年までは産卵床も少なく、河川環境に対し産卵数が少ないのか疑問の残る河川
今年はカルバート閉塞解消に伴い??(カルバートの影響ではないです笑)産卵数は激増!水温が低いためか稚魚の浮上は極端に少なく
経過観察中
いままでここを遡上できたのは少数のアメマスとサクラマスのみ…
閉塞解消後はカラフトマス、今年の春はイトウの遡上も確認しました
背後は閉塞解消済みのカルバート
上流でイトウ稚魚を無事確認、水温8度と村内河川中でも水温の低い支流
(本流や他の支流・別水系では12~13℃)
その影響か稚魚の浮上はまだ散発的…
猿骨川A支流、ここは稚魚の孵化率が悪い年がありその原因を調査中
ここ数年は孵化率も上がり沢山の稚魚を確認し一安心
どぅやら渇水の影響をもろに受けやすい様で…人間の水道水供給の犠牲になっているのかも??
人為的影響を受けている河川は人為的な環境保全・改良が必要かもしれませんね…
猿払水系は前の投稿で紹介したので割愛しますが(笑、順調に各支流浮上していました
25℃を記録した日曜日からまた連日の雨…今日は日中15℃と気温が下がり…のち、夕方に豪雨
河川の水位は数時間で30cm以上も上昇し、気温も20℃と上昇中
蒸し暑い夜になりそうです
現在雨は小降りに、
これから秋まで幾度も河川の増水を稚魚たちは乗り越えていかなければなりません
今年も多くの稚魚が残りますように
BBK